古本屋 タンポポのあけくれ

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詩を愛する夫婦がはじめた古本屋、「タンポポ書店」。
お店を営む日々を詩句を織り交ぜ綴った随筆集が、約20年ぶりに復刊です。

お店を始める時、中古で手に入れた自転車を「ロシナンテ」と名づけた幹雄さん。
思いつきで、充分な資金もないまま、若さと本が好きという二人ではじめたという古本屋「タンポポ書店」は高知市で以降40年以上も続きました。
お店の名前はドイツの劇作家であり詩人のW・ボルヒェルトの詩句から。印象的なタイミング、お客さんとの思い出、古本屋として営みが続く限り溢れる忘れがたい出来事について、詩のこころ豊かに書き綴られた尊き1冊です。
※本書は2004年2月にタンポポ書店より刊行されたものに、あらたに二篇の随筆をくわえ、復刊されたものです。