14歳のヒロシマ: 被爆者が伝える戦争と平和のはなし

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1945年8月6日、私は14歳で被爆した――いま戦争をしている人たちは「何もわかっていない」。平和な世界のために何ができるのか。ヒロシマの被爆者が伝えたい戦争と平和のはなし。

 

第1章 戦争ばかりの子ども時代
今も忘れない父のぬくもり
忍び寄る戦争の影
将来の夢は学校の先生
10歳、太平洋戦争が始まった
欲しがりません、勝つまでは
中学生もお国のために働いた
【コラム】広島に原爆が投下されるまで

第2章 「広島がなくなってしまった!」――原爆投下の日
すみきった夏空の下、1日が始まった
ガレキに体が埋まっても「私は、まだ生きている」
外にはい出して見た地獄の光景
今でも忘れられない死の臭い
夜になっても燃え続けた広島の街
【コラム】安田高等女学校「被爆」の記録

第3章 「なんであんただけが帰ってきたんか」――生き残った苦しみ
黒いおにぎり、黒い雨
父と奇跡の再会
歯茎から血が止まらない
8月15日、戦争が終わった
倒壊した建物の片づけ作業ばかりの学校生活
被爆から1年半後、急死した父
お父ちゃんとの約束 16歳で夢をあきらめた
生きていることが罪であるような気持ち
【コラム】広島平和記念資料館によく寄せられる質問 Q&A

第4章 70歳で証言者に――「一生語りたくなかった」記憶を伝える
原爆の悲惨さを世界に訴え続ける原爆ドーム
「第五福竜丸事件」から始まった被爆者運動
証言をするきっかけは孫からのすすめ
小学生たちの目線で伝える「原爆孤児」
中学生たちに伝えるいとこの死
「アメリカを恨んでいますか?」 アメリカの高校生からの一言
【コラム】平和記念公園の慰霊碑・記念碑

第5章 「8月6日はなんの日か知っていますか?」――平和のバトンをつないで
  「原爆の絵」 今の高校生たちの平和活動
戦争の悲惨さとともに伝える周囲を思いやる大切さ
福島の人たちと心をひとつに
8月6日は「山の日」? あまりにも知らない人が多い現実
原爆は過去の話ではなく「今」の話
【コラム】平和の思いを受け継ぐために――広島市立基町
高等学校の生徒さんたちからのメッセージ

おわりに――どんな時も命を大切に、ひたむきに生き抜いて